学習指導要領(国語)との関わり
まなよみの問題は、文部科学省が定める小学校学習指導要領(国語)の「読むこと」領域に準拠した視点で作成されています。
📌 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」の内容を参照しています。各学年の「読むこと」の目標と、まなよみでの対応をご説明します。
学習指導要領「読むこと」とは
小学校国語科の学習指導要領では、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」という3つの言語活動の領域が設けられています。まなよみが主に対応しているのは「読むこと」の領域です。
「読むこと」の学習では、単に文字を音として読む「音読」にとどまらず、文章の内容を理解し、自分の考えを持つ「読解力」の育成が求められます。学習指導要領では、学年に応じた読解の目標が具体的に示されており、まなよみの問題はこれらの目標に沿って設計されています。
第1学年・第2学年(第1学年及び第2学年)の内容
学習指導要領の目標(読むこと)
- 語のまとまりや言葉の響きなどに気をつけて音読すること
- 場面の様子や登場人物の行動など、内容の大体を捉えること
- 文章の中の重要な語や文を選び出すこと
- 文章を読んで感じたことや分かったことを共有すること
まなよみでの対応
小学1〜2年生向けのお話では、ひらがなを中心とした平易な文章を使用しています。「誰が・何をした」という基本的な事実確認の問いから始まり、「どんな気持ちだったか」という人物の心情理解へと段階的に進みます。
また、選択肢の文章も短くわかりやすい表現にしており、「文字を読む」ことよりも「内容を理解する」ことに集中できるよう配慮しています。
| 学習指導要領の観点 | まなよみの問題例 |
|---|---|
| 登場人物の行動の把握 | 「〇〇はなにをしましたか」 |
| 場面の様子の理解 | 「このお話の場面はどこですか」 |
| 人物の気持ちの想像 | 「〇〇はどんな気もちでしたか」 |
| あらすじの把握 | 「このお話はどんなお話ですか」 |
第3学年・第4学年(第3学年及び第4学年)の内容
学習指導要領の目標(読むこと)
- 段落相互の関係に着目しながら、考えとそれを支える理由や事例との関係などについて、叙述を基に捉えること
- 登場人物の気持ちの変化や性格、情景について、場面の移り変わりと結びつけて具体的に想像すること
- 目的を意識して、中心となる語や文を見つけて要約すること
まなよみでの対応
小学3年生レベルのお話では、複数の出来事が含まれる少し長めの文章を使用します。「なぜそうしたか」という理由・因果関係を問う問題や、「最初と最後で気持ちはどう変わりましたか」という変化を問う問題が含まれます。
また、お話の中で重要な言葉(キーワード)を見つける力や、段落のまとまりを意識する力の育成につながる問題も取り入れています。
言語事項との関連
まなよみで使用する文章は、各学年の配当漢字の範囲に配慮して作成しています。習っていない漢字にはふりがなを付し、文字の読み間違いによって理解が妨げられないようにしています。
また、文章中の語彙についても、各学年の語彙発達段階を考慮した言葉を選んでいます。日常生活で触れる機会の多い和語・基本語を中心に使用し、必要に応じて文脈から意味を推測できる工夫をしています。
小学1年生 配当漢字(一部)
一、右、雨、円、王、音、下、火、花、貝、学、気、九、休、玉、金、空、月、犬、見、五、口、校、左、山、子、四、糸、字、耳、七、車、手、十、出、女、小、上、森、人、水、正、生、青、夕、大、男、竹、中、虫、町、天、田、土、二、日、入、年、白、八、百、文、木、本、名、目、立、力、林、六 など(全80字)
まなよみが意識した読解指導の観点
国語の読解指導では、以下の観点が重要とされています。まなよみはこれらの観点を取り入れた問題作成を行っています。
- 事実の確認(What・Who・When・Where):「誰が・何をしたか」「いつ・どこで起きたか」
- 理由・因果関係(Why):「なぜそうしたか」「どうしてそうなったか」
- 心情理解(How):「登場人物はどんな気持ちだったか」
- 語彙・表現:「〇〇とはどういう意味か」「〇〇に近い意味の言葉はどれか」
- 全体の把握:「このお話のテーマは何か」「どんなことが書かれているか」
これらの観点は、学校の国語テストや全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)においても出題される基本的な読解スキルです。まなよみを通じて日常的に練習することで、テスト形式での読解問題にも自然と対応できる力が養われます。
参考資料
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」国語科
- 文部科学省「小学校学習指導要領解説 国語編」(平成29年7月)
- 国立教育政策研究所「全国学力・学習状況調査 報告書」